あひる一会04
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第四回 学習会のご報告

                               



大雨の中、10月20日にいつもの麻布区民センターで第四回勉強会を開きました。
今回は遠く大阪から来てくださった方もいて、「医療」というテーマについて、
様々な角度から意見がでました。


資料としてお配りした内容が、医療問題としては今さかんに議論をされている、
臓器移植に関する資料が多く、どうしてもそこに意見が集中してしまいました。
命が無くなってからあとの臓器移植の問題や、今行われている最先端医療の
取り組みについての議論はかなり活発だったと思うのですが、「生か死」という
とても大きな分かれ道の分岐点についてのご意見が少なかったように思います。


個人的なテーマとして「どこからが生で、どこからが死か」「行政に対する問題」
「福祉の問題」などを用意していたのですが、一度で議論をするにしては、
テーマが大きすぎたかなと少し反省もしています。
ずいぶん近いところまで議論は進んでも、ストライクゾーンど真ん中というような
議論にはならなかったのは、それだけテーマが重く、幅が広かった為ではないかと
思っています。
おそらく、日本人の殆どが、このような概念などまったく考えたことが
なかったのではないかと想像できるからです。


勉強会も回を重ねて4回目になりました。
嬉しいのは、ひとりひとりのご意見がきちんと言える場になってきていることです。
これは、司会や、企画を考えてくださる方の支えがあってのことだと思うのですが、
まずは参加してくださっている方に心から感謝したいと思います。

私が、ずっと思っていた、「対話」をする会にしたいなというようなかたちが、
できつつあるのかなぁと思っているところです。
改めて申し上げるのですが、ある目的意識を持ってこの会を運営している
のではなく、自然発生的に、多くの方のご意見が出る、出せる場になれば
いいなぁと思っていました。

たとえば、犯罪被害者も、普通の市民も、学生の方も、メディアの方も、
それぞれに、立場を超えて考え方を伝え、それを認め会うというのは
とても得難い場なのではないかと思うのです。

たぶん、10回、20回と続けて行く中で、たぶん、皆さんの気持ちがまとまり、
社会へ向けての意見を発信する場になるのではないかと、想像をしている
ところです。

あひる一会は、誰もが参加できます。
そして、自由に意見を言い、立場を超えてお互いを認め会う機会にしたいと
思っておりますので、どうぞこれからもご自由にご参加いただきたいと思います。

次回の勉強会は11月21日火曜日、麻布区民センターで午後6時からです。
皆さんのご参加をお待ちしております。



次回テーマは「教育」です。
医療について議論をしていくなかで、倫理教育、社会教育、法律教育、
更生教育など、様々な教育というキーワードで繋がったひとつの流れが
出てきました。

次回は、皆さん、ひとりひとりが考える、教育という概念を、何かのテーマについて
考えてきて頂いて、その場で、それぞれの対話をしたいと思っています。

どうぞよろしくお願い申し上げます。